豊田 毅 | フリースクールは東京の滝野川高等学院 | スタッフ紹介

大学院生時代の2010年に三重県立志摩高校で教壇に立ち教育の道に入る。2011年からは不登校傾向のある生徒の受け入れに力を入れる私立英心高校の教諭として、不登校の生徒や保護者に対するカウンセリングを担当。2012年からは進路指導主事として、キャリア教育の分野に進出し、不登校経験のある生徒の進路指導において3年連続進路決定率100％という実績を挙げる。また野球指導者としても不登校経験のある生徒たちだけの高校野球チームが話題となり、テレビや書籍など、多くのメディアに取り上げられた。

 2019年には教員を退職し、東京都北区にてフリースクール・サポート校である滝野川高等学院を設立。開校5年にして、都内でも有数の生徒数を抱えるフリースクールとなっている。15年にわたる不登校児童・生徒との関わりのなかで1000件を超えるカウンセリングの実績を持ち、講演講師としての活動も精力的におこなっている。

よく「東京で一番明るいフリースクール」だと褒めていただいています。たしかにうちのスクールはにぎやかで明るいですが、おそらく、教室を見に来た方々には「不登校生＝おとなしい」というイメージがあるのでしょうね。本来、不登校生は元気いっぱいで楽しいことが好きな子どもたちが多く、何らかの理由で自分を出せなくなっているだけだと思います。楽しいことが嫌いな人はいません。でも楽しさを上手に表現できない人、楽しいことを楽しいと感じる心がまだ育っていない人は多くいると思います。滝野川高等学院は、自分を表現することの恥ずかしさや、自分の感情を出していいのだろうか、と迷う気持ちを少しずつ薄めていってくれる場所なのだと思います。勉強も、スポーツも、遊びも、音楽もフリースクール生たちとのコミュニケーションも、全てが迷いや不安、恥ずかしさを
薄めていってくれ、楽しさを引き出してくれるツールです。それを支えてくれるスタッフたちは、代表の私の目から見て、「東京だけではなく、日本一のスタッフたち」だと自信を持っています。