今回は新企画滝野川高等学院NPO法人化計画ブログ第1弾と称して書いていきます。
読者の皆さんの中には
「NPO法人って何?」
「どうやって作るの?」
「どうしてそんなことになったの?経緯は?」
「NPO法人化するメリットって何?普通の会社と何が違うの?」
・・・といった疑問を持たれる方も多いと思いますでの、今回はNPOに関する基本的な情報をお伝えしながら、これから滝野川高等学院が行おうとしているNPO法人化に関する想いや考えについてご説明したいと思います。
- NPO法人とは何か?‐NPO法人と株式会社や社団法人の違いについて-
- NPO法人化することによるメリット
- 滝野川高等学院をNPO法人化する理由
- NPO法人化するためのプロセス
- おわりに
NPO法人とは何か?
-NPO法人と株式会社や社団法人の違いについて-
皆さんは「NPO」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。NPOとは「Not-for-Profit-Organization」の略で、日本語にすると、非営利団体という意味となります。
「非営利」というと、全く儲けてはいけない社会貢献活動・慈善団体というようなイメージを持たれる方が大半だと思います。
私もかつてはそのようなイメージを抱いていました。しかしながらNPOとは決してそのような意味合いを持つのではなく、株式会社や合同会社のように、利益の分配(例えばボーナスの支払いや利益追求に関わる活動)を行なわなければ、NPO法人も一般的な会社のように、スタッフに給料を支払えますし、豊かな生活を営むこともできます。
各法人の違いを図式化すると以下の通りです。
以上のことからも分かるように、株式会社や合同会社と社団法人、財団法人、そしてNPO法人は形態が異なります。
ではNPO法人化することで、どのようなメリットや影響があるのでしょうか。次のトピックではNPO法人化することによるメリットについて注目していきます。
NPO法人化することによるメリット
①税制面で優遇される
NPO法人のメリットとして注目されるのは、費用の調達や税制面での優遇です。具体的には、寄付金や国からの助成金、補助金、免税など、NPOだからこそ国や自治体に申請できる資金源があります。
なお2021年2月現在、NPO法人は約50000団体あるのですが、認定NPO法人は約1000団体しかありません。
認定NPO法人とは、NPO法人の中でも認められるのが大変難しく、寄付金が収入の20%を占めたり、年3000円以上を寄付する寄付者が平均100以上であるなど、大変ハードルが高いです。しかしながらいずれは滝野川高等学院もこの認定NPO法人になりたいと考え、ここを目指して活動をしていきます。
②法人化することで、活動がスムーズに行える
社会貢献的な活動を行う場合、法人化することによって活動をスムーズに行うことが出来ます。例えば法人名で契約したり銀行口座を開設したりすることもでき、活動の幅を広げやすく、そして継続しやすくなります。
また社会貢献を広く進めたい人は、仲間を募る際にも雇用という形を採れて安心して参加してもらえます。
③社会的な信頼を得られる。
NPO法人は、国や地方自治体とも連携をとる社会的に信用度の高い団体です。
個々でのボランティア活動はもちろん、NPO法人になっていないグループよりも信用を得られます。また助成金をはじめとした行政の支援を得ることもできますし、利用者や地域の人々も安心して、サービスを利用することが出来ます。
NPO法人化することは大変だけど・・・
NPO法人を立ち上げるためには、所轄庁の厳しい認証をクリアする必要があり、登記が完了するまでに早くても3か月以上の審査期間がかかります。また法人化したのちに、毎年提出する書類があったり、総会を開かなければならなかったりと大変労力はかかりますが、社会的に信頼される活動をするためには必要な過程ともいうことが出来ますね。
滝野川高等学院をNPO法人化する理由
ここまでの説明で、NPOについて皆さんは少し理解が進んだでしょうか。
NPO法人とは上記に示したように、日本語訳では「非営利組織」と呼ばれ、民間団体ではあるものの行政から支援を受けられる社会的に信用度の高い組織です。またNPO法人は特定非営利活動促進法(NPO法)に定められた活動分野20項目のいずれかの活動に当てはまる必要があり、定められた活動に沿った運営を行う必要があります。
NPO法人化することは大変なことでもありますが、滝野川高等学院の活動を社会的に広げるためにも、国や自治体と連携を取りながら、社会的信頼を得ながら活動を継続していくためにも、NPO化することが最も滝野川高等学院の活動には最適な行動だと思い、このような決定に至りました。
NPO法人化するためのプロセス
滝野川高等学院はすでに定款・設立趣旨書のフォーマットは完成しており、理事・監事・会員もすでに決まっています。
このためこれからの流れとしては、設立総会を開き、設立申請に必要な書類を作成し、提出することになります。
そして無事書類が受理されると、法務局で設立登記申請を行い、これが完了したうえで最終的な各種書類提出を行うと晴れてNPO法人化することが出来ます。
以上の手続きは早くて3か月、不備書類などがあると半年以上かかります。(※地域によっては不備書類がなくても手続きが半年ほどかかる地域もあります。)
社団法人は数か月で設立出来ることを考えると、国や自治体との連携が強く、社会的信頼度も高いNPO法人にすることのハードルが高いことがよく分かりますね。
おわりに
NPO法人化することは大変なことではありますが、これから滝野川高等学院を社会的な存在としていくためには、必ず通らなければならない道だと、我々スタッフは感じています。
なお滝野川高等学院NPO化計画については随時情報を公開していきますので、
お楽しみに
そして応援よろしくお願いします