滝野川初の 障がい者支援 | フリースクールは東京の滝野川高等学院 | ブログ

　昨年の10月の中頃から11月の初め頃まで、滝野川のスタッフである足名の弟君が滝野川に来ていました。 　

　彼は、発達障がいと知的障がいを抱えており、普段は実家で暮らしています。 　

　しかし、今回お母さんが数日間家を空けなければいけない状況となったため、東京にいる姉のもとにやってきました。 　

　彼は、長期の東京滞在が初めてということもあり、地元ではできないような様々な体験をしてみたいとのことでした。 　

　そこで、彼は高校時代に、豊田代表が監督を務める野球部に属していたことで、久々の野球をしようという話になり、ブルーウイングスの練習に参加することになりました。 　

　ですが、毎日練習をしているわけではないので、そこで登場するのが、私中塚でございます。 　

　日曜日は北区軟式野球連盟の試合があるので、主に土曜日にですが、弟君を連れて様々なところに遊びに行きました。 　

　第1回目の土曜日は、たまたまブルーウイングスのチームメンバーを連れて、サバイバルゲームに行くことになっていたので、誘ってみたところ「行きたい」とのこと。当日になり、連れて行ってみると、初めての場所で、初めてのことだったからかテンパっていましたが、最後は「おもしろかった」と言ってくれました。 　

　次いで、企画したのは釣り！「それこそ東京よりも地元のほうができるんじゃないか？」と思いながら、神奈川県の磯子まで出かけていきましたが、結果はボウズ……。このままでは終われないということで、帰る日取りが近づいてくる中、最後の日曜日に浮間公園で釣りを決行しました！

　気になる釣果は？ということですが、同じく釣りに来ていた近所の見知らぬおじさんに助けてもらいながら、ヌマチチブとブルーギル5匹ほどを釣り上げ、やっと魚を釣るという感覚を感じさせてあげることができました。 　

　そんな中で迎えた最終日、東京で働く可能性もあり就労支援施設を見学したり、相談したりと盛りだくさんの滞在でしたが、とりあえず一度帰るとのことで、彼は地元に戻っていきました。　 　

　大変でしたが、楽しくもあり、いざ帰ってしまうと少し寂しい気持ちになった1か月でした。

　しかし！12月になり、彼が今年の1月ごろから東京に来るとのことで、新居の内見にやってきていました。

　そこで、今回は中塚が務めている通信制高校のスクーリングで京都に行く用事があったので、急遽彼も参加が決定！

　通信制高校の生徒たちと上手く接することができるのか不安でしたが、思った以上にうちとけて、楽しそうに京都旅行を満喫していました。

　もう少ししたら、彼もいよいよ独り立ち。

　上手くいくことを祈りつつ、再会を心待ちにしています。