外出自粛と大学生

query_builder 2020/07/05
Where Abouts
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この頃はコロナウイルスが猛威を振るっていますね。世界中で50万人近い人が亡くなられているそうです。国によっては実態を把握しきれていない場所もあるようなので、その影響の大きさは計り知れません。日本ではあらゆる感染拡大防止策によってなんとか死者数を抑え込めていますが、その防止策によって苦しんでいる話もよく聞きます。

身近なところだと、友人の大学生たちはみな苦しみの声をあげています。普段なら同輩たちと共に直接先生に教えてもらえる授業が全て、インターネット上で公開された難しい文字の羅列を眺めて毎週何千字のレポートを書く授業に変わったのですから、さもありなんといった感じです。

オンライン授業の方法が先生によって大きく異なる点や、課題によっては授業時間の数倍を要する点、オンライン特有の予想外の問題が発生する点が特に負担になっているようです。こうした過度な負担は、ひとえに学校側がオンライン授業に不慣れなため発生しているといえるでしょう。

急な外出自粛要請によって大きな負担を感じているのはきっと大学生だけではありません。企業への経済的なダメージをはじめとして、日本全体であらゆる方が苦しんでいます。

私は大学生なので、今回は「大学生はどのようにコロナ危機を乗り越えるべきか」ということについて考えていきたいと思います。とはいえもちろん、大学生以外の方にも大きく関わる話になります。


昼夜逆転



まず、外出自粛で生まれる問題の1つに昼夜逆転があります。もっとも、昼夜逆転を気にしすぎてストレスを感じているというのであれば、むしろ気にせずストレスフリーな状態で時間を上手く使うという選択肢も大いにありですが。しかし、やはり健康や社会全体の動きを考えると、朝起きて夜寝る生活が理想的なのは変わりません。

昼夜逆転の直し方については、インターネット上でも様々な記事で言及されていますね。ちょっとずつズラしていくと良いという意見や、朝やることを決めておくと良いという意見、結局は気合いが全てだという意見などなど…。

もちろんどれも正解ではありますが、私がおすすめするのは「起きている間にやるべきことをきちんとやる」ということです。課題など、やるべきことは日々誰にでもあるはずです。やるべきことをやることと昼夜逆転を直すことにどんな関係があるんだと思われるかもしれませんが、大いに関係していると考えます。

まず、やるべきことをしっかりこなすというのは意外と疲れることです。昼に目覚めたとしてもやるべきことをしっかりこなして、運動などをして疲れたら、眠たくなる時間が次第に早くなっていきます。そしてなにより、やるべきことをやると達成感が生まれます。達成感とはなかなか侮れないもので、どれだけ小さな達成感であっても心を前向きにしてくれます。

前向きになることは、昼夜逆転を直すうえで最も大切なことだといって過言ではありません。いずれは通常のリズムに戻らなければいけませんし、昼夜逆転を直すことで外出自粛の負担はより乗り越えやすくなるはずです。


人と関わることの大切さ



また外出自粛の弊害として、人との関わりが減っていることが挙げられます。

私自身もう何か月も友人と顔を合わせておらず、授業や課題などにチーム戦をしかけられなくなっています。普段は互いの理解をすり合わせたり互いのレポートを参考にして、なるべくチーム戦ができるよう心掛けていたのですが…。

これに負担を感じる方は多いようで、その対策も色々と考えられています。オンライン飲み会なんてその代表ですよね。

なので、ここでは私が実践していることを書きます。それはずばり、「自習報告会」です!自習報告会とは何だ、勉強会とは違うのかとお思いかもしれませんが、内容は読んで字のごとく「自習した内容を報告し合う会」です。

外出自粛が始まった当初、進路決定や卒業論文を来年に控えた私は多大な危機感を抱いていました。大学の授業は本格化する最も大事な段階で、同級生と仲を深められる人生最後の一年であるからです。

ですがオンラインではそもそも十分なコミュニケーションがとれず、勉強会やグループワークも困難で、正直なところ諦めた部分が多くありました。

自習報告会は、そんな時友人が提案してくれたものです。細かいコミュニケーションを必要とする勉強会は困難でも、互いに決まった場所まで自習を進めて、決まった時間に報告したり質問し合ったりすることはできるんじゃないかという話でした。目標を達成すると気持ちが前向きになり、他の学習にも良い影響を与えることにもつながります。

私たちは共通の古典文法の参考書を用いてページ数で目標を定め、週3回30分くらいで解答を共有しました。週3回というのは少し多いですが、共に受講している授業の課題についても話せるので、週1回でも大いに意味のあることだと考えます。超おすすめです。

ですが、時間が足りなくてそんな余裕ないよ!色々な予定が普段と違って人と時間を合わせられないよ!という人も多いのではないでしょうか。


逃れられないこと



外出自粛の一番の弊害は何といっても、時間が足りなくなることにあります。家にいる時間が長いならむしろ普段より余っているようにも思われますが、SNSで多くの学生たちが嘆いているように、オンライン授業+課題の量が相当なんですよね。大学や先生によってまちまちですが、私が受講するものの中には毎週4000字前後必要なものもあります。

それだけではなく、コロナウイルスの感染拡大によって経済的に追い詰められた学生が、条件の悪いアルバイトにかなりの時間を費やしているという話を聞きます。こればかりは、明確な打開策を考えるのは難しいです。とにかく学校や国の補助金を積極的に活用して、物理的に課題が厳しい時には先生に問い合わせたりして耐えるしかないのかもしれません。


終わりに


以上、コロナウイルス感染拡大下にある大学生の現状とその改善策について検討してきました。近頃は東京でも日に100人を超える感染者がいるようで、1年間まるまるオンライン授業という考えうる限り最悪の可能性も出てきました。外出自粛要請がコロナウイルスの感染者数を抑えているのは確かですが、大学生はみな悲痛の声を上げています。

もちろん大学生だけではなく、あらゆる人が苦しんでいる昨今です。こうした状況では、とにかく情報共有が大切だと考えています。この記事も、そんな情報の1つになれば嬉しいです。みんなで、頑張りましょう。


文:東洋大学3年 戸口瑛介
(滝野川高等学院スタッフ)

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