教員養成組織としての滝野川高等学院

query_builder 2020/09/09
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戸口 授業

以前からブログやwhereaboutsでも書いているように、滝野川高等学院は小学生から社会人まで共に成長できる珍しい場所です。そしてそんな環境で成長するのは生徒だけではありません。
滝野川には教員志望の学生が多く関わっています。記事を書いている私もその1人です。多様な生徒が通う学校なので色々な形の教育に関わることができ、一般的な教育実習とは少し異なる貴重な経験を得られます。滝野川高等学院は教員養成組織でもあるのです。
そして、このような教員養成組織こそ日本に必要なものなのではないでしょうか。日本には少子高齢化、不登校生徒やひきこもりの増加、教員の不足など、教育に関係して深刻な問題が山積している現状があります。そうした状況では教員の質が大きなカギを握ると考えますが、みなさんはどう思いますか?
ところで、社会全体の発展に最も必要なものは教育ではないでしょうか。経済や科学といった要素も重要ではありますが、教育に問題があればそれらはいずれ破綻します。実際、ネットいじめや誹謗中傷に代表されるように、情報社会の急速な発展に人間の側が追いついていない事例は多くあります。社会の発展は、教育の充実が大前提でなければいけないのでしょう。そして教育の充実に最も必要なものこそ、やはり教員の養成だと考えられます。

滝野川高等学院では

それでは、滝野川に関わる教員志望の学生はどのように成長しているのでしょうか。教員の養成と聞けば、カリキュラムの組み立て方や勉強を教える技術を育てるのだろうかと思われるかもしれません。そうした技術的な部分を学ぶこともできるのですが、それよりも教員としての器が広がる点が最も大きいです。
教員としての器が広がるというのは、様々な見方や考え方が身につくとか、行動力がつくとか、引き出しが増えるとか、そのようなスキルアップのことです。滝野川には多様な年齢層の生徒が属しており、不登校の生徒もいるので、色んな生徒との向き合い方を学ぶことができるでしょう。小学生から社会人まで、様々な背景を持つ人々が集まる場所だからこそ、得られるものはものすごくたくさんあります。
また生徒の一人としても学ぶので、他の生徒と同じく人間としても成長できます。教員志望の学生がこうした場所で学ぶことは、当然教員の質を高めることになるはずです。滝野川高等学院は残念ながらまだ1つしかありませんが、今後全国的に年齢関係なく不登校かどうかも関係なく通える場所が広がって、そしてそこに教員志望の学生がどんどん関わっていくようになれば最高だと思いませんか?

おわりに

ただ教員志望の学生がスタッフとして働くということは、それをさらに指導するレベルの高い教員の存在が必要になります。滝野川には代表の豊田先生や同じスタッフの先輩方がいますが、全国的に似た組織が広まっていくには、そうしたスタッフを指導する存在の確保が難点になると考えられます。
とはいえ「共に学ぶ存在でもある先生」がいるというのは、生徒にとって良い影響があることは間違いありません。そして滝野川のような組織が全国的に増えていけば、教育界全体における教員の質の向上につながるはずです。社会問題が山積している現状を改善していく一助となるのではないでしょうか。
教育界、過渡期が続いています。

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