‐文章力を上げるたった10の方法‐
滝野川高等学院広報 足名笙花
- はじめに
- 大学の先生に教わった文章力を上げる5つのコツ
- 私が見つけた文章をスラスラ書く5つのコツ
- おわりに
はじめに
今回は前回のブログの内容を省略して、
冒頭から文章力を上げるコツについて書いていきます
私が文章力を上げる勉強を始めたのは高校時代でした。高校時代の私の文章は粗削りのダイヤモンドの原石そのものです。自分の強みを理解できていない、ただただ文章力の向上を目指していた必死そのものの文章でした。
そんな自分の文章を好きになれるようになったのは大学3年生の頃です。大学2年生までは、日々の課題に追われ文章を書くことを楽しむことが出来ていませんでした。
しかし様々な講義を受けて様々な視点から出題される課題レポートをしていくうちに、文章を書くコツというのが見えてきて、成績が安定して良くなってきました。すると書くことを楽しむ余裕が出てきて、自分の文章の長所である「読み手に気持ちを伝える文章」が磨かれていくような感覚を覚えました。
このような経緯から今回は、私が大学の講義で学んだ文章力を上げるコツと、私自身が勉強する中で生み出した文章をスラスラ書くコツを伝えます。
大学の先生に教わった
文章力を上げる5つのコツ
①要約力を身につけて、
読み手が読みやすい文章づくりを意識しよう。
大学の課題レポートの大多数では、授業内容や課題図書の要約を求められることが多いです。このため文章を書く際は、「どれだけ要点をまとめたレポートが書けるか?」「問いに対応した文章が作れるか?」この2点が重要になってきます。
何を問われているのか?何を書く必要があって何を書かなくても良いのか?これらを意識することで格段に文章力は上がります。
また講義を受ける際に、先生が特に伝えたいこと、先生が学生に学んでほしいことを意識して聞き取ろうとすることで、講義内容の理解力の向上にも繋がります。
これは学生だけではなく、子どもや若者、社会人でも応用できる学習内容です。
②一文を短くしよう。
これは①の内容とも関係する問題です。文章を書く時、書きたいことがたくさんあって取捨選択しきれず、一文が長くなってしまったことはありませんか?自分の中で言いたいことが書けていても、読み手にとってはよくわからない文章。一文が長いことで、結局作者が何を言いたいのか分かりづらくなってしまうことは、書き手にとってありがちな課題だと思います。
では「あれも言いたい、これも言いたい。」そんな思いが募ってしまったとき、どのように対処すればよいのでしょうか?
そんなときは読み手を第一に意識して、主語と述語が対応した短い文を書くことを心がけましょう。短い文を繋げていくことで、言いたいことを読み手にスッキリ伝えられる文章が出来上がります。
③「ですます調」、「である調」を
統一した文章をつくろう。
これは文章の語尾を統一するだけの簡単に実践できるテクニックです。
文章を書く前にこの文章には「~です。」なのか「~だ。~である。」がふさわしいのか考えて選びましょう。
基準としては
→大学の課題レポートや小論文作成は「である調」。
→感想文や手紙、ブログを書く際などは「ですます調」。
というのが一般的な分け方です。
語尾を統一するだけで文章が持つ説得力や分かりやすさがグッと上がりますよ☆
④「~思う」「~考える」といった
曖昧な表現を減らして言い切ろう。
これは大学のあらゆる講義で言われたことです。
文章を書くとき使いがちな「~と思う」「~と考える」という言葉。これらの言葉は使い勝手が良い分、せっかくのよい文章を曖昧なものへと変えてしまいます。
伝えたいことがあるときは出来る限り文末は言い切った表現を使い、文章に説得力を持たせましょう
⑤語彙力を上げてパラフレーズ(言い換え)を
ストックしておこう。
パラフレーズとは言葉の言い換えのことです。
例えば文中に出てくる言葉を再度繰り返すような場面であれば、その言葉の類義または同義の言葉を使用することで、文章をさらに分かりやすくしていくテクニックのことです。
なおパラフレーズを活用することは、無意識な剽窃(ひょうせつ:他人の著作から部分的に文章や思想などを盗み、自作の中に自分のものとして用いること)を防ぐことにも繋がります。
例えば大学の課題でよくある課題図書の要約をする時や論文を書く際、引用せずにそのまま本文の一部を自分の課題レポートなどに使用してしまう学生がいますが、それは剽窃といって絶対にしてはならないことなのです。
しかしながらパラフレーズを使って使いたい文章を類義語や同義語を使用しながら変えていけば、それは剽窃ではなく自分の文章として使うことが可能です。
このためたくさんパラフレーズを使用するためにも、ボキャブラリーを増やすためにも、まずは本を読んで使えそうな語彙やフレーズをストックしていくことが大切です。本を読むというと大変そうに感じますが、これが一番手っ取り早く、パラフレーズを使いこなすコツとなります。
メモ帳などに今後自分の文章に使いたい表現などをストックしていくのがおススメです。ちなみに私はスマートフォンのメモ帳で、自分が見つけた使いたい表現や語句、言い回しなどをメモしています。
私が見つけた文章をスラスラ書く
5つのコツ
①文章を書く前に、
文章のゴールを想像しよう。
これは次に書く②の部分でさらに詳しく説明するのですが、皆さんは文章を書く際、テーマを決めたらすぐに書き始めてはいませんか?大学生や社会人のようにパソコンで文字を打つ場合はさほど問題とはならないかもしれませんが、書いている途中に内容や結論に変更が出た際は、せっかく書いた文章をたくさん消さなくてはならず、時間と手間がかかります。
これが小学生や中学生の読書感想文や作文課題であればなおさらです。原稿用紙に手書きで書き始めてから変更があると、消しゴムで文章を消すのも大変ですし、書く気力があってもその作業でやる気がを無くしてしまいますよね。私も小学生の時は作文を書くような機会があると、修正で文章作成が止まってしまって、文章を書くことが嫌になってしまいました。
以上のことから文章を書く前には、文章の書き出しだけではなく、起承転結を含めた文章の流れとゴールを考えておくと、執筆時間の短縮だけでなく、スラスラとまとまった文章を作りやすくなります。
②文書を書く前に、
文章の流れをメモしておこう。
①のところで文章の流れとゴールを考えたら、次にその流れをメモしておきましょう。私の場合現在はパソコンを使って文章を書くことが多いため、紙媒体の課題であっても、まずはwordで文章を書いたりメモをしてから紙に書くようにしていますが、パソコンがなくとも紙さえあればメモすることは可能です。
どのように文章の流れをメモしていくのかというと、まず文章の主題に関わるエピソードや自分の経験、その主題に関わる社会的な問題や関心、その話に関わる賛成と反対の意見、自分が結論で主張する根拠など、様々な視点でその文章に関係する事柄を順番を問わず思いついたままメモしていきます。
以上のような意見の出し方は「ブレーンストーミング」といいます。
ブレーンストーミングとは本来、ある問題やテーマに対し、同じ立場の人を集め、批判禁止、質ではなく量、自由な発言機会といった原則を守って行われる、多彩なアイデアを得るための会議法です。
これを文章を書く際に応用することもブレーンストーミングと呼ぶのです。
ある程度その文章に関する自分が書きたいことが集まってきたら、序論、各自の段落の内容、そして結論まで、どのように文章の流れを進めていくか、メモした内容を取捨選択しながら並べていき、話を完成させます。
すると後は文章を丁寧に書き起こすだけで、文章が完成します。
この手法は文章を書くことが苦手な小学生から大人まで誰でも自分で出来る方法です。はじめは時間がかかるかもしれませんが、慣れていくと頭の中で文章の組み立てが出来ていくため、スラスラと文章が書けるようになります。
文章を書く機会があれば、ぜひ試してみてください☆
③様々な接続詞を適切に使用しよう。
皆さんは接続詞の使い方、得意ですか??私は接続詞の使い方が未だに苦手です。
よくあることは並列の文を作る際に、「~はまた、~はまた」と同じ言葉を繰り返してしまうことです。しかしこれは上記でも書いたパラフレーズを使いこなすことと同様、同じ言葉を繰り返すのではなく、「また」といった並列のことばであれば「かつ」や「および」「ならびに」「同じく」といった言葉の言い換えが出来るとより文章がよくなります。
接続詞のレパートリーを持っておくこと、接続詞の種類を知っておくことで、文章を組み立てやすく、きれいにそして上手く見せることが出来るのです。
インターネットで「接続詞 一覧」と調べれば、その時書いている自分の文章に見合った接続詞が必ず見つかります。もし接続詞で困ったら調べてみてください。
接続詞を減らして文章を作ることはさらにハードルが上がる文章の上達術なので、今回は説明を省略しますが、接続詞を使いすぎたと感じたら、接続詞を減らした文章構成にも挑戦してみてください。
④文章を書き終わったら最低3回は
読み返そう。
ここからブログの終盤に入っていきます。
「文章をスラスラきれいに書くコツ」とは少し違いますが、より他者に自分の文章を理解してもらい評価してもらうために、文章を書き終わったら通しで3回は読むようにしましょう。
また大学生や社会人などパソコンで文字を打つ人は、まずはパソコン内で文章を確認した後、印刷をして紙媒体で読みなおすことをお勧めします。丁寧に読んでいるつもりでも、パソコンの文章だと読み飛ばしてしまうことが多いです。また紙媒体で読みなおすことで、新たな気づきや変更点が生じることもあります。直したいところにペンを入れながら修正することも可能ですので、最低3回は読みなおして文章を完成させていきましょう。
⑤自分の文章を添削して、
よりよい文章にしていこう。
皆さんは自分の文章を自分で添削することはありますか?
私はいつも文章が書き終わったら、まず④のように3回以上読み直して、印刷して紙媒体にして、さらに赤ペンや青ペンで加筆修正して1つの文章を完成させています。
これは④でも書いていることでもあるのですが、やはり冷静になって1つ1つの文字や文章を読んでいくことで気づくことがあるからです。また紙媒体にすることによって、客観的な視点で自分の文章を読むことが出来ます。パソコンでは調子よく文字を打つことが出来ていても、紙媒体にして読み直すことで、文体のおかしなところや誤字などがはっきり見えてくるのです。
このため、文章が完成したら④と⑤のポイントに注目してみましょう☆
おわりに
今回私がお伝えした手法は文章上達に関わる一側面でしかありません。
やはり文章とは、はじめから簡単にうまくなるようなものではなく、地道な努力と工夫の上に成り立つものです。
しかし少しの工夫とコツで文章を上達させていくことは可能です。
今回の私のブログを読んで読者のみなさんの文章力が向上したら…文章を書くことが好きになったら…こんなに嬉しいことはありません。
今回や前回、前々回のブログを読んで、質問や感想、疑問などがありましたら、ブログのコメント欄、または私のツイッターまでご連絡ください☆
今回もお読みいただきありがとうございました°˖✧